【乃木坂46伝説のエース】西野七瀬 VS 白石麻衣、現在の「勝ち組」はどっち?

白石麻衣 西野七瀬 乃木坂46 卒業生

女優の白石麻衣さん・西野七瀬さんといえば、共に乃木坂46のOGで、いずれもエースとしてグループを支えた最大級の功労者。

卒業後は2人共に女優業を中心に活動していますが、ここ最近は活動状況に少しずつ明暗がつき始めたといわれています。

ということで今回は、白石麻衣さんと西野七瀬さんの乃木坂46時代の活動状況を振り返りつつ、現在の活動状況に本当に差がつき始めているのか、について検証してみました。

白石麻衣・西野七瀬の乃木坂46時代の活動状況

まず最初に、白石麻衣さん・西野七瀬さんの乃木坂46時代の活動状況を確認しておきましょう。

両者共に押しも押されぬ乃木坂46のエース

白石麻衣さんも西野七瀬さんも、乃木坂46には立ち上げの1期生として2021年8月に加入しています。

卒業までのシングルへの参加状況は、以下の通りです。

白石麻衣 西野七瀬
参加シングル 25 22
選抜入り 25 22
福神入り 25 18
センター 5 7

両者共に、卒業までに参加したシングルの全てで選抜入りしています。

白石麻衣さんはその全てで福神入りしているのに対して、西野七瀬さんが福神入りしたのは22枚中18枚で、4枚は3列目でシングルに参加しています。

つまり白石麻衣さんは、グループ立ち上げ当初から卒業まで、ずっとトップクラスの人気が続いていた「生まれながらにしてのエース」。

一方、西野七瀬さんは当初人気がなく、握手会を頑張ったことでファンを着実に増やした「苦労人のエース」です。

いずれにしても、両者共に押しも押されぬ乃木坂46のエースだった、といっても過言ではないでしょう。

また、白石麻衣さんは2013年1月に「Ray」の専属モデルに、西野七瀬さんは2015年2月に「non-no」の専属モデルに就任しています。ファッションアイコンとしても、両者は並び立っていたといえます。

写真集の売り上げは白石麻衣が大きくリード

白石麻衣さん・西野七瀬さんは、グループ在籍中に2冊ずつ写真集を出しています。

それぞれの売り上げは以下の通りです。

白石麻衣 西野七瀬
1冊目 清純な大人 3万1,807部 普段着 3万6,458部
2冊目 パスポート 10万3,520部 風を着替えて 1万1,390部

アイドルの写真集は最終的に3万部も売れれば大ヒット、といわれる世界ですが、坂道グループのメンバーは初週のみでこのラインをクリアすることが多いです。

白石麻衣さんの2nd写真集「パスポート」は、初週だけで10万部を超える売り上げを記録しており、2020年3月には累計発行部数が50万部を突破。累計売り上げ部数も約40万部で、オリコン写真集累積売上歴代1位となっています。

写真集の売り上げに限れば、白石麻衣さんが西野七瀬さんを大きく上回っているといえます。

白石麻衣さん・西野七瀬さんのグループ卒業後の活動

次に、白石麻衣さん・西野七瀬さんの乃木坂46卒業後の活動を確認し、活動状況の差を検証してみます。

結論から先に書くと、2022年現在、女優としての評価は白石麻衣さんよりも西野七瀬さんの方が上。

関係者の評価を総合すると、2人の演技力にそれほど大きな差はなさそうですが、西野七瀬さんは出演作品に恵まれている上にしっかり爪痕を残せているのに対して、白石麻衣さんは出演作品への批判の矛先になってしまいがちで、ある意味では損をしてしまっている感があります。

下馬評では「白石麻衣が有利」だった

白石麻衣さん・西野七瀬さんの乃木坂46卒業後の活動について、大方の予想は「白石麻衣が有利」というものでした。

その理由は、一般的な知名度では白石麻衣さんが西野七瀬さんを上回っていたから。

白石麻衣さんは、前章で紹介したように2017年2月に発売した写真集「パスポート」がバカ売れしました。

2020年3月には累計発行部数が50万部を突破。累計売り上げ部数も約40万部で、オリコン写真集累積売上歴代1位となっています。

乃木坂46のファンだけでは、おそらくこの数字は達成できません。「パスポート」がこれだけ売れた背景には、乃木坂46のファンではない一般層の人たち、それも男性だけではなく女性も買ったことが考えられます。

つまり白石麻衣さんには、卒業時点で「1,750円を出してでも写真集を買うような一般層のファン」が大勢ついていた、ということです。

一方の西野七瀬さんは、乃木坂46にあっては白石麻衣さんと並ぶトップクラスの人気があるものの、一般的な知名度は「パスポート」で社会現象を巻き起こした白石麻衣さんには劣っていました。

実際は西野七瀬が白石麻衣を大きくリード!

しかし2022年の今、白石麻衣さんと西野七瀬さんの活動を見ると、むしろ西野七瀬さんの方が活躍している状況があります。

白石麻衣は作品への批判の矛先になってしまっている

まず白石麻衣さんですが、直近で出演した2022年7月期のドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)が平均視聴率が4.8%と惨敗しています。その上、白石麻衣さんが演じた役にはバッシングが殺到している状態です。

「テッパチ!」は陸上自衛隊を舞台にしたドラマで、白石麻衣さんは防大卒のエリート幹部で、北東京駐屯地の教育隊の指導教官・桜間冬美二等陸尉役を演じています。

しかしこの桜間二尉が、かなりツンデレな女性にも関わらず部下の男性に助けられてばかり、仕事の実力が伴っていないのに態度は大きい、というひと昔前のドラマにありがちな女性像だったこと、恋愛ドラマではないにも関わらず桜間二尉を中心にした恋愛要素が無理やり挿入されたことから視聴者の不興を買ってしまいました。

また、白石麻衣さんは2022年1月期のドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)にも出演していますが、こちらのドラマでもバッシングに晒されています。

白石麻衣さんが演じたのは、ドラマ内で起きるバスジャック事件の犯人で、瑛太さん演じる犬堂我道の妹で犬堂愛珠役だったのですが、実は原作で愛珠は我道の姉、という設定です。

つまり原作とドラマでは、キャラクター設定が改変されているわけです。

それにも関わらず、ドラマ内の人物設定やセリフが原作に忠実だったため、原作ファンには違和感のある設定になってしまいました。

ネタバレになるので深くは触れませんが、愛珠は我道の姉であってこそ話に深みが出ます。妹でも話は成立しますが、その場合はセリフも原作とは変える必要があったでしょう。

「ミステリと言う勿れ」の原作は非常に人気が高かったため、原作ファンから大きな批判が巻き起こり、その批判が白石麻衣さんに向いてしまう結果となりました。

ちなみに、ドラマの視聴率自体は好調で、平均視聴率は11.8%を記録しています。

西野七瀬は作品に恵まれている

西野七瀬さんは、白石麻衣さんよりも約1年早くグループを卒業していますが、卒業後の2019年4月期・7月期には、早くも2クール連続のドラマ「あなたの番です」(日本テレビ系)に出演しています。

日本テレビ系で2クール連続で1つのドラマが放送されたのは、1994年の「静かなるドン」以来25年ぶりで、この作品は日テレ的にも非常に力を入れていた作品でした。

「あなたの番です」は、あるマンションで行われた「交換殺人ゲーム」をきっかけに、次々と殺人事件が起こるノンストップ・ミステリーですが、西野七瀬さんは事件の黒幕となる黒島沙和役を演じています。

この黒島沙和は、サイコパスでありソシオパスである、という演じるのが難しい役どころでしたが、西野七瀬さんは見事にこの役を怪演。作品自体の評判と併せて、西野七瀬さんの演技にも大きな注目が集まりました。

翌2020年7月期には「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」に病院薬剤師の相原くるみ役で出演、こちらは並行してネットで配信されたスピンオフドラマ「アンサング・シンデレラ ANOTHER STORT ~新人薬剤師 相原くるみ~」ではメインを演じています。

このドラマは、日本のドラマ史上初めて病院薬剤師を主役にしたドラマでしたが、特殊な世界にも関わらず現実に忠実に描かれていると、病院業界を中心に非常に評価が高い作品となりました。

そして2021年7月期には「ハコヅメ ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)に刑事課の紅一点・牧高美和巡査長役として出演。このドラマは主演の永野芽衣さんが非常にかわいいと話題になった作品で、平均視聴率も11.9%と好調でした。

2022年4月期には「恋なんて、本気でやってどうするの?」(関西テレビ系)に、広瀬アリスさん演じる桜沢純の高校時代の同級生・清宮響子を演じています。

また、2021年には「孤狼の血 LEVEL2」にスナックのママ役で出演、第45回日本アカデミー賞の優秀助演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞しました。

こうして見てみると、グループを卒業してからの西野七瀬さんはコンスタントに人気作・話題作に出演し続けていることがわかります。主演こそ経験していないものの、どの作品でも重要な役を演じており、それぞれの作品で女優としてしっかりと爪痕を残して経験を蓄積している印象です。

それが2021年の日本アカデミー賞の優秀助演女優賞・新人俳優賞のダブル受賞につながっているのでしょう。

また、白石麻衣さんに劣っていた一般的な知名度ですが、2019年1月から2021年12月まで「グータンヌーボ2」のMCを務めたことで、少なくとも女性層へは浸透できたのは大きかったでしょう。

白石麻衣・西野七瀬は良きライバル!今後の切磋琢磨に期待

ということで今回は、白石麻衣さんと西野七瀬さんの乃木坂46時代の活動状況を振り返りつつ、現在の活動状況から人気の差を考えてみました。

2022年時点での白石麻衣さん・西野七瀬さんの「現在地」を見ると、女優としては西野七瀬さんの方がわずかながらにリードしている印象です。しかしこれは「運」に左右されている部分も大きく、いつ逆転してもおかしくないでしょう。

しかし1つ気になるのは、西野七瀬さんが基本的に軸足を女優業に置いているのに対して、白石麻衣さんはバラエティタレント業にも軸足を残している感があることです。これは「どっちつかず」な印象が拭えず、視聴者にマイナスのイメージを抱かれてしまう可能性があります。

2人は乃木坂46時代から「良きライバル」であるといえますし、ぜひ切磋琢磨し合って今後も芸能界で活躍して欲しいものですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました